この巾着は、娘が生まれたときに友人が贈ってくれたものです。
あれから13年。娘のお着替え袋として、そして今は息子の学童用の袋として、ずっと我が家で使い続けています。
一針一針、手縫いで丁寧に作られたこの巾着には、作り手のやさしさや温もりがそのまま宿っているようで、不思議と色あせることがありません。
何度使っても、ふとした瞬間に当時の気持ちがよみがえり、心があたたかくなります。
それは、大量に生産されたものでは得られない、手づくりならではのぬくもり。
「手づくりって、こういうことなんだな」
そう思わせてくれる、わたしにとって特別な布ものです。
[ 企画スタッフ おおやま ]

