あたらしい1色刺繍
2月に発売された、樋口愉美子さんの書籍『あたらしい1色刺繍』から、「リトルフラワー」の図案を刺しゅうしてみました。
今回は巾着に仕立てる予定なので、仕上がりをイメージしながら裁断サイズに合わせて図案を配置しています。
生地はLIBECOのリパリストーンウォッシュ〈アルティミットグレー〉を使用しました。落ち着いた色味が刺しゅうを引き立ててくれます。刺しゅう糸は生地のトーンに合わせてDMCの25番刺しゅう糸〈 #01〉で刺しています。
1本取りから6本取りまで糸の本数を変えながら刺すことで、1色とは思えないほどの奥行きと立体感が生まれます。シンプルな中に豊かな表情があり、とても魅力的な図案だと感じました。
繊細な図案ほど生地にきれいに写すのが難しいものですが、今回は水に溶ける刺しゅうシートを使ってみたところ、とてもスムーズに作業を進めることができました。
まだまだ気になる図案がたくさんあるので、これから少しずつ、ゆっくりと楽しんでいきたいと思います。
【企画 にしだ】
思い付きをかたちに
寒い時期は不思議と服作りへの意欲が弱まってしまい、この冬は小物作りを楽しんでいました。
何となくのデザインを考えてから始めた刺繍でしたが、「どのステッチで表現したら可愛いかな」と試してはほどきを繰り返しました。
花びらはフレンチノットステッチにするつもりでしたが、思い切ってビーズに変更。
考えながら進める時間も楽しめました。
ビーズの配置は感覚で縫い付けていったので、一つひとつ表情が違います。その不揃いさも手作りならではの良さ(ということに)。
立体感も出てとても気に入っています。
この刺繍はブレスレットに仕立てる予定なので、完成したらまた投稿しますね。
ビーズを縫い付ける作業が思いのほか楽しかったので、小林彩乃さんの本で見て作ってみたかったアクセサリーにも挑戦したくなりました。
今回リパリの生地を使ったのですが、刺繍や小物づくりにはカットファブリックが使いやすくておすすめです。
[ 企画スタッフ みつい ]
手づくりのお守り袋
2026年、今年最初につくったものはお守り袋。
昨年末に旅した伊勢神宮で授かった「守祓(まもりはらい)」。守祓はお守りの中身のみなので袋が必要になります。参道のお土産屋さんで袋を購入することもできましたが、せっかくなら自分の手でつくってみようと思いました。
年末のうちに、いくつかの柄を刺しゅうしました。その中から、お守り袋に合いそうな柄を二つ選んでみました。シンプルな連続模様で、「和」のアイテムにもすっとなじむ雰囲気がお気に入りです。
生地には「カウンティングリネン 14/cm エクリュ」を使用し、糸はDMCの25番刺しゅう糸 ECRU を2本取りで刺しています。裏側には薄手の芯を貼り、縫い代にロックミシンをかけてから手縫いで仕上げました。手縫いにすることで柄合わせがしやすく、仕上がりもきれい。
紐は、お守りの紐によく使われる組紐の結び方「二重叶結び」に挑戦。結び目の表と裏がそれぞれ漢字の「口」と「十」の形になり、二つを合わせると「叶」の字になることから、願いがかなう結びといわれているそうです。
ヨーロッパのリネンと刺しゅうの技法で仕上げた、和のお守り袋。異なる文化が重なり合うことで生まれる雰囲気も、手仕事ならではの楽しさだと感じました。
このお守り袋をきっかけに、御朱印帳や袱紗など、和のアイテムに刺しゅうを取り入れたものを、これから少しずつつくってみたいと思っています。
[ 企画スタッフ にしだ ]
リネンでカンタ
カンタとは、バングラデシュとインド西ベンガル州を含むベンガル地方の女性たちによってつくられてきた刺し子の布のこと。古いサリーや腰巻布などの薄い木綿を何枚か重ね、細かな刺し子を施して敷布や布団として再利用することが目的の日用品だそうです。
昨年、望月真理さんの書籍『カンタ刺繍 そのモチーフと技法』を手にしてから、その魅力にすっかり引き込まれました。
家にあった薄手のリネン生地を3枚重ねて葉っぱの模様を刺したのが、はじめてのカンタ。布を重ねることで生まれる独特の“しぼ”が、なんとも言えず味わい深く、それがカンタの魅力だと感じました。
その後はどんどん興味が増して、ワークショップにも参加。インドのカディコットンを3枚重ねて刺す方法を教わり、自由に針を動かすことの楽しさと、思うようにいかない難しさの両方を実感しました。
初めてのリネン3枚重ねに比べて、カディ3枚はとてもやわらかく、ふんわりとした仕上がりに。やわらかな生地だからこそ“しぼ”もよく出て、とてもいい雰囲気です。
そこで、表側にリネン(スキバレン フラックス)、内側2枚にカディを使ってポーチをつくってみました。糸はオーガニックコットンの刺しゅう糸(Sunny thread)を2本取りで。スキバレンとカディの組み合わせはやわらかくて刺しやすく、ナチュラルな色合いに糸のやさしいカラーがなじんで、お気に入りの仕上がりになりました。
まだまだ試してみたい素材や刺し方がたくさんあるので、またご紹介できたらと思います。
[ 企画スタッフ にしだ ]
リネンの刺繍小物
素朴な風合いのリネンが大好きで、なかでも生成りのようなフラックスの生地を見つけると、つい手が伸びてしまいます。自然な色合いや、ざっくりとした織りの表情に心惹かれるのです。
そんなリネンに刺繍を施して、バッグや小物をつくるのが、私にとってとても楽しい時間。布を手に取ると「この生地ならクロスステッチができそう」「ここにドロンワークを試してみようかな」と、糸の太さや織りの密度を眺めながら、あれこれ想像がふくらみます。
もちろん、思い通りにいくことばかりではなく、途中で手が止まってしまうことも。でも、完成までたどり着いた作品には、どれもひとつひとつの手間や時間が積み重なっていて、自然と愛着がわいてきます。
ドロンワークのバッグやがま口のポーチは20年くらい前に作ったもの。今でもお気に入りです。
[ 企画スタッフ にしだ ]
巾着に込められた、手づくりの記憶
この巾着は、娘が生まれたときに友人が贈ってくれたものです。
あれから13年。娘のお着替え袋として、そして今は息子の学童用の袋として、ずっと我が家で使い続けています。
一針一針、手縫いで丁寧に作られたこの巾着には、作り手のやさしさや温もりがそのまま宿っているようで、不思議と色あせることがありません。
何度使っても、ふとした瞬間に当時の気持ちがよみがえり、心があたたかくなります。
それは、大量に生産されたものでは得られない、手づくりならではのぬくもり。
「手づくりって、こういうことなんだな」
そう思わせてくれる、わたしにとって特別な布ものです。
[ 企画スタッフ おおやま ]
プレイマット
高橋亜紀さんの本「刺しゅうの図案帖」で紹介されていたプレイマット。19世紀の手芸新聞に掲載された図案を黒一色でステッチし、インテリア用のしっかりした生地で仕立てられた作品はとてもシックでおしゃれで、とにかくこれをつくりたいという気持ちがむくむく。ほぼ初心者でくねくね曲がる線に苦戦しながらステッチに没頭、モチーフを刺し終えるごとに達成感があるのでいつのまにか仕上がっていました。14、5年経った今では本は絶版になりましたが、ジュドフィルから「おやつのためのテーブルクロス」として図案セットになっています。本では紹介されていなかったモチーフも追加されて完全版になっているそう。ベースの生地(ベーシックスエコダーク)もお店でずっと取り扱っていて、変わらないものがあることがとてもうれしくほっとします。
[ 北浜店スタッフ ありた ]
初めての刺繍
先日、母の誕生日のお祝いをしました。
孫である子供たちからは、お手紙を用意していたのですが、直前になって小5の娘から刺繍をしてプレゼントしたい!と申し出が…家にある布と糸を使って急遽、刺繍をすることにしました。初めての刺繍でしたが、まず玉結びに苦戦。刺繍をやる前から雲行きが怪しかったですが、本や動画を見ながらなんとか完成。だいぶ独自なやり方にはなりましたが、樋口愉美子さんの図案を参考に、愛情たっぷりのお花と鳥の刺繍ができました。
刺繍をしたあとは、私にバトンタッチして、ブックカバーに仕立てました。頑張った甲斐もあり、母もとても喜んでくれました。
今年から部活も手芸部に入った娘。これからも「作ること」を親子で楽しんでいきたいと思います。
[ 二子玉川店スタッフ めら ]
ENYOのお洋服とハンカチ
ただ今、二子玉川店で展開している「ENYO 2025 collection」。流行に左右されない、丁寧に縫製されたお洋服は、自分にとってとっておきの一枚になります。
私も、ソリアノ綾佳さんがつくるENYOのお洋服に魅了されているひとり…10年くらい前に購入したブラウスは、今でもお気に入りです。1枚でさらりと着たいので、暖かくなってきた今頃の季節から着る事が多いのですが、今年も着れる季節が来たと、袖を通しながら、わくわくした気持ちになります。
お洋服のハギレからつくる、カラフルなハンカチもたくさん届いています。刺繍の一つ一つが愛らしくて、ついつい見入ってしまいます。ハンカチとブラウスを並べて、思わずニンマリ。。ソリアノさんがつくる作品は、不思議とほんわかあたたかい気持ちになります。
年に一回展開されるENYOのコレクション。ぜひ、手にとってご覧ください。
[ 二子玉川店スタッフ めら ]
村田さんの巾着
絵刺繍作家の村田かつ子さんの巾着やオーナメントを愛用しています。
編みかけのニットをいれて休み時間に編みものしたり、オーナメントは鍵につけて迷子防止に。以前落としてひやっとしたことがあり、鈴つきのオーナメントがとても重宝しています。
村田さんの刺繍はどれもかわいいのですが、お気に入りはヨットがアップリケされた巾着。ざっくりした白いリネンから内側のストライプが透けてみえ、ヨットとカモメののんびりした雰囲気にぴったりな気がします。表地は「フィヨルド」という透け感のあるリネンで、レースカーテンとしてご提案することが多く、こんなにもかわいくなるのかと見るたびに感動してしまいます。
モチーフもいろいろでその時々に村田さんが惹かれたものが描かれることが多くお花、小鳥、どうぶつ、昆虫、おやつなどさまざま。どれも素朴なタッチで何気なくステッチされていますが、ずっと眺めていたくなる魅力があります。そういえば東京オリンピックのときはメダルやリボンがさりげなくまざっていました。
いつも新鮮な驚きがあり村田さんから不定期に届く小包を開けるのが楽しみになっています。ときどき入荷していますのでお気軽にお問い合わせくださいね。
[ 北浜店スタッフ ありた ]
エール
小さなねずみが一生懸命ベースを守る姿が、野球に打ち込んでいた小さな頃の息子とかぶり、いとおしい気持ちで刺しゅうをしたのを昨日のことのように思い出します。
手足の角度、からだやしっぽの向き、おなかのふくらみなど、丁寧に表現された高橋亜紀さんのねずみたち。1匹1匹をじっくりと確認したくなるほどに、どれも愛らしくて、いまにも動き出して、おしゃべりしそうなんです。着ているお洋服もみんなとってもおしゃれなんですよ。
小さかった息子はこの3月で成人になり、春からはまた新たなステージへと向かいます。自分の道で、自分らしく活躍できることを祈って。これからもずっと応援していこうと思います。
[ 企画スタッフ おがわ ]
5年日記
今年からはじめた5年日記。
5年間使うものなのでお気に入りのカバーを付けようと思い手づくりしています。生地はLIBECOのニードルワークファブリックを選びました。刺しゅうはDMCの25番刺しゅう糸2本取りでクロスステッチ。
まずは背表紙に年号を、つづいて表紙。柄はその時の思いつきで刺しています。なんだかしっくりこない時はすぐにほどいてやり直してしまうのでなかなか進まないのですが、ようやく刺しゅうが終わりました。
いろいろな柄を組み合わせてみましたが、糸の色を2色でまとめたのが良かったみたい。これからカバーに仕立てます。
つづくか心配だった日記も今のところ継続中。5年後もたのしみです!
[ 企画スタッフ にしだ ]
あひるのこと
単純なアウトラインステッチが好きで、いまは「VICHY」から女の子とあひるの図案を刺繍しています。表情や動きがあって挿絵のような1コマが描かれている楽しい図案。
すこし怒った女の子とあひるのチグハグなやりとりを想像して思わずくすっとしてしまいます。あひるをアウトラインにするかアップリケに挑戦するか悩み中で、ことあるごとにあのあひるどうしようと思ううちに年が明けました。。のんびり仕上げたいと思います。
先日まで北浜店ではソフィさんと高橋さんの新しい図案集「POIS」の作品展を開催していました。「VICHY」につづく2冊目のテーマは水玉。
この次は二子で開催します。お近くの方はぜひお立ち寄りくださいね。
[ ショップスタッフ ありた ]


